イタリアに本社を置く林農業機メーカー、FAE社の日本総代理店を務める株式会社建機ワールド。木材破砕アタッチメントとしてマルチャーが広く知られていますが、今回は日本初上陸となる「ストーンクラッシャー」のデモを行ったため、その様子を紹介しようと思います。
トラクター用砕石機
RSM-RSM/HP
・トラクターパワー:200~300馬力
・作業幅:230cm
・最大裁断直径:50cm
・最大作業深さ:40cm
RSM-RSM/HP は農地開拓用に設計された砕石機です。
作業幅230cm、 最大裁断直径:50cm 、 最大作業深さ:40cm であることから大型の石や岩石を含む土壌であっても問題なく作業を進めることが可能です。
石礫とは何のこと?
まず、土はさまざまな粒径の粒子が集まってできており、一般的には粒径が2mm 以上の粒子を石礫、、粒径が2mm 未
満の粒子を土砂として区分します。
土にはしばしば石礫が含まれており、特に農地では石礫が多いと耕起や収穫等の機械作業といった営農に支障を来たします。
・具体的に関礫が多いとどんな影響が起こるの?
土に含まれる関礫が多いということは、その分土砂が少ないということになります。
石礫には保肥力や保水力がないため、石礫が多い土では保肥力が小さくなって養分が溶脱し、保水力が乏しくなって土が乾燥します。このような土では作物が生育しにくくまた、
石礫があることで、作物の根の成長が妨げられたり、根菜類の変形や傷がついて品質が下がる。結果的に収益が下がる。
さらに農機具と石礫との接触により機械の摩耗が早まることが懸念されます。
石礫除去に関する現状の問題点
農業従事者の高齢化が進み、除礫の方法といえば手作業で地道に取り除いている現状です。
しかし手作業では身体的な負担が大きいほか作業効率が悪く、土の中の石まで撤去出来ない問題があります。
こういった問題を一挙に解決してくれるのがこのストーンクラッシャー「 RSM-RSM/HP 」です。
ストーンクラッシャーを使うことで得られるメリット
・石礫や岩石を破砕して農地に影響のない程度のサイズまで小さくすることが出来る
・目に見えない表面の石礫だけでなく地中の石も破砕出来る
・徐礫しない分地面が沈下を防ぐことが出来る。
・砕石することでアルカリ性の石と酸性の土が混ざり中和される→結果土壌改良にもなる
・圃場の排水性・浸透性の向上が期待できる
実際の使用の様子
沖縄県宮古島でデモを行いました。日本初稼働です。
ちなみにこの動画で使用している300馬力のトラクターも沖縄県と北海道にしかないんだとか。超貴重です。
実際にデモを見た方からは効率の良さから驚きの声。お客様からも確かな手ごたえを感じました。
機械の力で圃場の“石”に関する問題が少しでも軽減されることを願っています。
100馬力のトラクターなど、他にも様々なサイズのストーンクラッシャーを展開中。
ご質問等はお気軽に(029-846-2500)または
株式会社建機ワールドへお問い合わせください!